2016年12月30日 僕の家に向かう車の助手席で彼女は黙っていた。 窓から流れる景色を見る。 師走の街は、どこも忙しそうだった。 声がした。 黙っていたのではなかった、彼女は泣いていたのだ。 左手で握っていたハンドルを持ち替え、手を繋ぐ。 そう、約一年…
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